-wiretap- 盗聴する、盗聴器をしかける

この週末はDonald Trump(ドナルドトランプ氏)がObama(オバマさん)をTwitterを通して非難。。。この話題で持ち切り。

Trump claims Obama wiretapped him during campaign

トランプ氏はオバマ氏が選挙期間中に盗聴器を仕掛けたと主張している。

wiretap」(発音:わいやぁたっぷ)で「盗聴する」。

何の証拠もない発言、かつまたTwitterを介して、って事で一部では溜息が???はぁ。。。。

内容はともあれ、「wiretap」は名詞でも動詞でも使える。

FBI wiretapped his phone. FBIは彼を盗聴した。

=FBI put a wiretap on his phone.

-Spring forward, fall back- (サマータイムの時計調整の仕方)春は進めて秋は戻す

来週末からDaylight Saving TimeDST:サマータイム)が始まる。それに伴って至る所で耳にする合言葉?的なものが「Spring forward, fall back」(春は進めて秋は戻す)。

spring」には「(バネのように)跳ねる」の意味もある事から「跳ねる→進める」と連想できる。

fall」は「落下する」という意味もあるので、「落下する→戻す」と連想できる。

こうしてサマータイムの時計の調整の仕方を覚えているみたい。

-blended family- 子連れ再婚家族、混合家族

今日は知人と家族の話になった。そこで出てきた言葉が「blended」(発音:ぶれんでぃっど)。

Many American families are blended. 多くのアメリカの家族は「blend」している。(=混ざっている)

直訳するとおかしな響きだけど、「blended」(混ざっている)とは、異母(異父)兄弟らがともに暮らす事を指している。

離婚率が高く、子連れにて再婚(もしくは同棲)するケースが多いらしい。そうすると、親の違う兄弟(異母・異父兄弟)が共に暮らすことになる。日本でもそういった家族構成はあるにはあるけど、言う程多くは無い。しかし、アメリカではそういった家庭が多く、「blended family」(混合家族??)と呼ばれている。

なかには子連れ再婚(同棲)が上手くいかず、祖父母が子供を引き取り育てるケースも稀ではないとか。

色々なものが「多様化」している世の中だけど、私的には家族の形はあまり「多様化」していってほしくないなぁ・・・。

-Kumbaya moment- (政治に関する会話で)偽りの仲良しこよし、うわべの付き合い、(キャンプファイヤーなどで)団結の時、

現在CPACConservative political Action Conference:保守党協議会?)が行われていてニュースはこの話題で持ち切り。CPACRepublican(共和党)メインの伝統行事?で保守派が集って行われる政治活動。

つい昨日、Trump(トランプ)陣営内で不仲説がある二人が討論会をした。その中で面白い表現があったのでチェックチェック。

There have been numerous accounts of discord between the two men reported by the press but the president’s chief strategist and chief of staff were so jovial and friendly during their conversation that moderator Matt Schlapp joked that they were having a “Kumbaya moment.”

二人の間には多くの不仲説が取り上げられている。しかし、大統領最高戦略責任者と首席補佐官は司会者がジョークで「彼らは‘Kumbaya moment’をしていたようだ」と言ったように、彼ら二人の会話はとても友好的で楽しい時間だった。

Kumbaya moment」(発音:くんばや)は造語で辞書に定義はない。。。「Kumbaya」は元々は黒人霊歌で歌われたもので、今ではcamp fire(キャンプファイヤー)の際に歌う定番となっている。(→そこから派生して「団結の時」といった意味も)しかしながら昨今の政治内で使われる際には違った意味で使われている

“Kumbaya” has been used to refer to artificially covering up deep-seated disagreements. We “join hands and sing ‘Kumbaya'” or “it’s all ‘Kumbaya'” means we pretend to agree, for the sake of appearances or social expediency.

Kumbaya」は根本的意見の不一致をわざとらしく包み隠すための引用として使われている。We “join hands and sing ‘Kumbaya'” or “it’s all ‘Kumbaya'” 「私たちは’Kumbaya’をともに歌う。」「すべては‘Kumbaya’である。」これらの意味は「私たちは演出や社会的便宜の為に賛成と偽る。」といった意味になる。

つまり、CPACの司会者は彼ら二人は周りの目を気にして「偽りの仲良しこよし時間」「うわべの付き合い」をした。って言っちゃってるわけだ。

いやぁ、、、、難しかったけど、とっても面白い表現だ。勉強になったぁ!!

– anti-semitism – 反ユダヤ主義、ユダヤ人差別

Donald Trump(ドナルドトランプ大統領)さんに関しては話題に欠くことが無い。。。

先日彼がこんな発言をしている。

‘ I’m the least anti-semitic person that you’ve ever seen in your entire life. ‘

僕は君らが知っている限りで、最も反ユダヤ主義的人間とはかけ離れた人物だよ。(→僕は全くもってユダヤ人主義者ではない。)

semitism」とは「ユダヤ主義」で「semitic」はその形容詞。この発言以降、「semitism」なる言葉をよく耳にするように。

勿論この発言には疑問点だらけだけど、それはさておき、、、同じような表現で、彼はこうも言っている。。。

‘ I’m the least racist person you’ve ever met. ‘

僕は君らが今まで出会ってきた中で最も人種差別主義者ではない人だよ。(→僕は全くもって人種差別主義者ではない。)

もう笑えない次元でどうしたもんだか。。。

-alternative facts- 事実にとって代わるもの、事実の代案、事実の別の可能性

最近のアメリカといえば、、、Trumpトランプ一色。そんなトランプトランプの中で生まれた流行語の一つが「alternative facts」なる新語。

alternative」は「代替案、別の可能性、主流ではない」といった意味。「fact」は「事実」。

「事実」って一つだよね。。。。???「事実の代案」って。。。。。????「ウソ」って事だよね。。。???

そう、みんなこの言葉の矛盾と意味不明さに飛びついた。(有名な辞書出版会社もでてきた)

トランプ政権を擁護する為に、「alternative fats」なる言葉は生まれ、「事実」は捻じ曲げられていくもよう。。。。

Kelly Conway: Sean Spicer, our press secretary gave alternative facts to that.

ケリー・コンウェイ:シーンスパイサー大統領報道官はあの件に関して「事実の代替案」を示したのです。

-deport- 強制送還する、(国外)追放する、

悲しい事に「deport」(発音:でぃぽーと)なる言葉をよく耳にする昨今。意味は「強制送還する」。

もともと身近(?)にno papers=undocumented:移民書類のない移民、『irregal immigrant:不法移民』と呼ばない活動から生まれた言葉??)が居た為、「deport」なる言葉は聞いたことはあったけど、Trump大統領になってからというもの、no papersにとっては、「deport」なる言葉が現実味を帯びて襲ってきている。

少なくとも私の周りにいるno papersは、諸所の事情があってアメリカにやってきて、愛する家族の為に真面目に働いている。そんなno papersを「犯罪者」として「deport」するなんて。

移民自体をほぼ受け入れていない日本人の私が言う事じゃないけど、わかってるけど、悲しい。

-lob-  山なりの緩球を投げる、(弧を描くような)優しい球を投げる

今朝のニュースで「World biggest snow ball fight」(世界最大の雪合戦)なるものが取り上げられていた。その際にコメンテーター達が昨年行った雪合戦の話に。そして、一人が思い切り顔面に雪玉を投げ込んだシーンが。。。痛そう。。

で、その投げた張本人が一言、

I was going to lob it.  山なりの緩い感じのを投げるつもりだったんだよ。

lob」(発音:ロブ)は「to throw something so that it goes high in the aie in a curve」(何かを空中を弧を描くように投げる事)との事。カタカナ英語で野球やテニスの際に使われることも。「(ボールを)ロブで返す」とか聞いたことある感じ?

Police started lobbing tear gas canisters into the crowd. 警官は催涙弾を群衆に投げ込み始めた。

-tyrant- 暴君、専制君主

Donald Trump(トランプ)さんが大統領になってからというもの、大統領を形容する言葉に「いい言葉」があまり見受けられない。今日見た形容は「tyrant」(発音:たいらんと)。これは「暴君」なる意味。

大統領は尊敬されるべき存在であって欲しいなぁ。。。

-trot out- 披露する、持ち出す、ひけらかす

ちょっと前の記事を読んでいた時にでてきたidiom(言い回し・熟語)。

Donald Trump is going to trot out his daughter to prove he is not sexist.

trot out」は「to bring someone to the attention of others, so they can see or admire it」(他の人に称賛されるようにある人を引き合いに出す事)との意味、つまりは「ひけらかす」的な意味かと。「誰かを引き合いに出してその人を自身の為に利用する」際に使うのかな。

記事は「ドナルドトランプ氏は彼が性差別主義者ではない事を証明するために娘を持ち出すだろう。」って言ってたんだぁ。なるほどね。彼女(Ivanka)は今や奥さんの代わりにFirst ladyしてるもんね。。。

ちなみに「trot out」は、ただ単に「to briong out and display somone」(ある人を見せるために持ち出す)つまり、「披露する」の意味で使われることもある。

They trot out the Constitution to justify their actions. 彼らは活動を正当化する為に憲法を持ち出した。

He is trotting out his trophy again. 彼はまたトロフィーを見せびらかしている。