– dog and ponny show- つまらない見せ物

先日息子の学校のオンライン教材についての説明会があって、その時に知った英語のことわざ「dog and pony show」。

この説明会は先生たちによって行われたんだけど、なんだか、親や子どもたちに向けて説明しているというより、校長先生(school principal)に向けた「私たち頑張ってます」的な先生のアピール会のように聞こえてしまい。。。

説明会が終わってから、ママ友が「It’s a dog and ponny show. 」と。

その前の文脈で、この説明会の批判的なことをぶつぶつ言っていたので、ある程度言いたいことは想像できた。けど、帰ってきて、しっかりと、意味を調べてみた。

「dog and pony show」 は、主にアメリカ英語で使われる表現とのこと。

意味は、見栄えや注目を集めることを目的とした派手なパフォーマンスやプレゼンテーションを指す。多くの場合、内容よりも外見や演出が重視され、実質的な価値が乏しいものを批判的に表現するときに使われる。

なるほど。たしかにあの説明会を表すのにピッタリかも。。。

ま、先生の努力も分かるけど。ちょっと向いている方向が違っているのが目立ち過ぎた感じだったかな。

ちなみに、「dog and ponny show」の使い方としては、ビジネスや政治の場面で、大げさなプレゼンテーションや無意味に派手なイベントを批判する際に使われるとのこと。

たとえば、こんな感じ。

The CEO’s speech was just a dog and pony show to impress investors.

CEOのスピーチは投資家を喜ばせるための派手な演出に過ぎなかった。

また、自己満足的なアピールに対しても使われる。

The politician’s visit to the factory was a dog and pony show for the media.

その政治家の工場訪問はメディア向けのパフォーマンスだった。

こんな感じで、「dog and pony show」は、ほとんどの場合批判的なニュアンスを含んで、皮肉を込めた表現として使われるのですねぇ。ふむふむ。

―I See Stars.― (頭をぶつけるなどして)星が見える、目から火が出る、目がチカチカする

ご近所さんのイヌ様が遊びに来た時に、犬の頭の骨の話に。

そのイヌ様は大型犬で、頭のてっぺんにごつごつした骨があるらしく、何かの瞬間にそのゴツゴツと顎を強打したそうな。そしたら、、、、

I saw stars!

とのこと。えっ?イヌ様の話から何故急に、お星さまの話に?

ってなったけど、指で頭のまわりがくるくるな感じのジェスチャーと痛そうな表情で理解できた。

あの、アニメのシーン!

登場人物が頭を強打したあとに、目がクルクル、頭の周りには星が~っていう!

イヌ様たちが帰った後に辞書で調べたら、大正解!

頭を強く打って「星が見える」っていう表現は、日本語でも英語でも同じなんですね。

面白い。

―check in on you― 様子を伺う

男子2人と夫が日本へ一時帰国。私は人見知りで怖がりなイヌ様とお留守番。

ご近所さんや友人には「えっ?イヌのために別行動?!」って驚かれるけど。どうしても預けられない。

そんなこんなで?アメリカで女子が一人でいるってことで、心配をしてくれる人も。

そんな人がくれるールが、こんな感じ。

Hi, Checking in on you! How are you doing?

Check in on +人で、「(人の)様子を伺う、様子を見る」って言う意味。つまりは、「様子伺いでぇす。どうしてる?」ってこと。

様子を伺ってくれるのはうれしいけど、散歩以外していない私は特に返信するような話もないのでした(汗)

―Man on!―(サッカーで)後ろ後ろ!後ろにいるぞ!

メノーメノー!

息子のサッカーの試合に行くと、よく聞くフレーズ。

使われるシーンとしては、誰かがボールを持っている時に相手が後ろから迫ってきている時。

状況からして、「後ろから来てるぞ!」っていう警告だってことはわかっていたけど、メノー???って何かの略語??と、どんな英語フレーズなのかわからずにいた。

頼りになる(笑)息子君に聞いてみたところ、Man onだよ、と。

ほほぉ。メン オンをネイティブが言うとメノーになるのね!

Cambridge Dictionaryで調べたところ、以下の説明が。

a warning shouted to a football player who has the ball to make them realize that an opposing player is behind them

翻訳すると…、「ボールを持っているサッカー選手に対して、相手選手が自分の後ろにいることに気づかせるために大声で警告すること」とのこと。

使うシーンもピッタリ合っていて、すっきり!

ちなみにこのMan on!は比較的新しい言い回しのような気がする。

長年サッカーやってるけど、メノーを耳にするようになったのはここ1・2年くらい??

私がボケーっとしていただけか??

― Couch Potato ―  ゴロゴロしてテレビを観ている人、ダラダラしている人、怠け者

我が家にはよくCouch Potato(カウチポテト)となる子が3人(男子2人とワン1匹)います。

Couch Potato とは、ソファー(=Couch)にゴロゴロしてポテチ(=Potato)を食べながらテレビを観る人のイメージからできた言葉。つまりは、「怠け者」を指す言葉!

2人の息子は気が付くとcouch potatoになっていることが多く、発見される度に母に仕事を言い渡される日々(笑)

ワンさんは実際には怠け者ではなく、カウチでゴロゴロしているとジャガイモが転がっているみたいだから、そう呼んじゃうこともあるだけ♥

My two sons have become a real couch potato this summer.

この夏、私の二人の息子は本格的なカウチポテトになりました。

– get one’s nerves- ムカつかせる、イラつかせる

小説を読んでいて出てきた表現。

あまり日常生活では使いたくないし、使われたくないけど。。。

備忘録備忘録。

ムカつく対象は物でも人でもどちらでもOK.

 

You are getting on my nerves!  お前ムカつくなぁ!

Stop making funny sound, it’s getting on my nerves. おかしな音出すのやめて。イライラしてくる。

-in desperate need of ~- ~が心底必要、~がとても必要、~が喉から手が出るほど必要

引っ越しによる不要物リサイクル作戦?で目にした役立ち表現その2。

安く手に入る冷蔵庫が欲しいなぁ、という気持ち?を彼女はこのように投稿していた。

 

I’m in desperate need of fridge but can’t pay much.

=すごーく冷蔵庫が必要なんだけど、そんなに払えないんだぁ。

 

で、その後の文章に子供が何人いて、お金があまりない状況で・・・・、という状況説明。

すると、いい方がいてタダで冷蔵庫をあげましたとさ。The end.

これを見た他の人が「タダで欲しいならストレートにタダでだれかください、って言えばいいのに」みたいなやっかみなのかなんなのかよくわからない投稿もあった。

いやぁ、英語だけじゃなく、なんか、勉強になったなぁ。。。

 

We’re in desperate need of assistance! Somebody help us. 私たちは深刻に支援が必要です。誰か助けてください。

Refugees are in desperate need of food right now. 難民の人たちは今厳しい食料難に面している。

-be spoken for- 予約済み、売約済み (人に対して)結婚している、彼氏・彼女がいる

急に引っ越すことになってドタバタ。

要らないものをFBのMarket Placeで売ろう!と他の方々の投稿をちょこっとチェック。

で、面白い表現発見。

These white baibies are already spoken for.

=白い子ちゃんたちは売約済みです。

子犬たちの里親を探している投稿で何匹か写っているうちの白い子犬たちは貰い手が決まってます。っていう投稿。

 

「be spoken for」で「予約済み」「売約済み」といった意味のイディオム。

ちなみに、「物や場所」などに対して使われる際には「予約・売約済み」という意味だけど「人」に対して使われると「結婚している」「彼氏・彼女がいる」っていう意味に。

これまた面白い!

 

I’m sorry but this seat is spoken for.  すみませんがこの席は予約済みです。

Both girls were spoken for. どっちの女の子も彼氏持ちだよ。

She can’t go out with you. She is already spoken for. 彼女は君とデートできないよ。結婚してるから。

-get to one’s feet- 立ち上がる、立つ

最近読んでいる小説で頻出のget to one’s feet。

立ち上がる、立つといった動作を表すイディオム。

今まで立つ=stand upだとばかり思っていたけど、別の表現もあった。というかこの小説だけなのかstand upは使われずget to one’s feetばかり。

口語だとstand upの方で文語だとget to one’s feetなかな???

調べてみたけどヒント無しだった。。。。

 

They all got to their feet when their coach came in.  彼らは皆コーチが現れたら起立した。

He got to his feet and run toward the car.   彼は立ち上がって車へ駆けた。

-take it as a compliment- お世辞として受け取る、誉め言葉としてとる、

今朝子供とみていたDisneyチャンネルの「Happy helpers」(ミニーとデイジーが主役のストーリー)で、なんとまぁ大人びた?発言を耳にしたのでびっくり。

デイジーが褒められてもないのに「Thank you.」といった事に対して、Cuckoo Loca(くっくろか:鳥のキャラクター)が「Wow, you took that as a compliment?!」と。子供も笑ってるから。あ、意味わかってるんだぁと思ったけど、本当のところはどうなんだろう。

さておき、「compliment」(発音:こんぷりめんと)は「誉め言葉、お世辞」と言った意味。「take something as a compliment」で「to be pleased about what someone says about you, even though they may not mean to be nice.」(人が意図して言ってないとしても、自分に対して言われたことに関して嬉しく思う事)といった意味になる。つまり「誉め言葉として受け取る」といった感じ。

 

I said he was a workaholic and he seemed to take it as a compliment. 私が、あなたはワークホリックだって言ったら、彼はそれを誉め言葉として受け止めたみたい。

I didn’t know what they meant but I took it as a compliment. 彼らの本意は知らないけど、私はそれを誉められたとして受け止めるわ。