-Kumbaya moment- (政治に関する会話で)偽りの仲良しこよし、うわべの付き合い、(キャンプファイヤーなどで)団結の時、

現在CPACConservative political Action Conference:保守党協議会?)が行われていてニュースはこの話題で持ち切り。CPACRepublican(共和党)メインの伝統行事?で保守派が集って行われる政治活動。

つい昨日、Trump(トランプ)陣営内で不仲説がある二人が討論会をした。その中で面白い表現があったのでチェックチェック。

There have been numerous accounts of discord between the two men reported by the press but the president’s chief strategist and chief of staff were so jovial and friendly during their conversation that moderator Matt Schlapp joked that they were having a “Kumbaya moment.”

二人の間には多くの不仲説が取り上げられている。しかし、大統領最高戦略責任者と首席補佐官は司会者がジョークで「彼らは‘Kumbaya moment’をしていたようだ」と言ったように、彼ら二人の会話はとても友好的で楽しい時間だった。

Kumbaya moment」(発音:くんばや)は造語で辞書に定義はない。。。「Kumbaya」は元々は黒人霊歌で歌われたもので、今ではcamp fire(キャンプファイヤー)の際に歌う定番となっている。(→そこから派生して「団結の時」といった意味も)しかしながら昨今の政治内で使われる際には違った意味で使われている

“Kumbaya” has been used to refer to artificially covering up deep-seated disagreements. We “join hands and sing ‘Kumbaya'” or “it’s all ‘Kumbaya'” means we pretend to agree, for the sake of appearances or social expediency.

Kumbaya」は根本的意見の不一致をわざとらしく包み隠すための引用として使われている。We “join hands and sing ‘Kumbaya'” or “it’s all ‘Kumbaya'” 「私たちは’Kumbaya’をともに歌う。」「すべては‘Kumbaya’である。」これらの意味は「私たちは演出や社会的便宜の為に賛成と偽る。」といった意味になる。

つまり、CPACの司会者は彼ら二人は周りの目を気にして「偽りの仲良しこよし時間」「うわべの付き合い」をした。って言っちゃってるわけだ。

いやぁ、、、、難しかったけど、とっても面白い表現だ。勉強になったぁ!!

– anti-semitism – 反ユダヤ主義、ユダヤ人差別

Donald Trump(ドナルドトランプ大統領)さんに関しては話題に欠くことが無い。。。

先日彼がこんな発言をしている。

‘ I’m the least anti-semitic person that you’ve ever seen in your entire life. ‘

僕は君らが知っている限りで、最も反ユダヤ主義的人間とはかけ離れた人物だよ。(→僕は全くもってユダヤ人主義者ではない。)

semitism」とは「ユダヤ主義」で「semitic」はその形容詞。この発言以降、「semitism」なる言葉をよく耳にするように。

勿論この発言には疑問点だらけだけど、それはさておき、、、同じような表現で、彼はこうも言っている。。。

‘ I’m the least racist person you’ve ever met. ‘

僕は君らが今まで出会ってきた中で最も人種差別主義者ではない人だよ。(→僕は全くもって人種差別主義者ではない。)

もう笑えない次元でどうしたもんだか。。。

-back up- (道路が)渋滞する、(トイレや排水溝が)詰まる

今朝は凄い霧(dense fog)で車の運転がとっても怖かった。で、やっぱり事故が。8台の玉突きがあったらしく渋滞が起き、そのニュースを地元ラジオが伝える際に「back up」なる言葉を使ったので調べてみた。

Traffic is backed up.」のように使われて、「There is a traffic jam.」(渋滞が起きている。)と同じ意味との事。「back up」といえば「バックアップする」の意味だけかと思ってたけど、「渋滞する」や「詰まる」の意味もあるらしい。

The traffic is starting to back up on I-74.  I-74で渋滞が始まった。

Traffic backed up for 5 miles after the accident.  事故の後に5マイルにわたって渋滞が起きた。

The sink started to back up messy water. 汚い水でシンクが詰まり始めた。

-Third time is a charm.- 三度目の正直

知人のお嬢さんが3度目の転校をして半年経過。ちょっとお転婆気味なので(?)学校生活がうまく進まずの結果。しかししかし、今回の学校では問題なく過ごしている状態が続いてるそうで嬉しそうな母。そんな会話の中出てきた表現が、

Third time is a charm.

直訳すると「三度目の幸運」だけど、まさに日本語での「三度目の正直」と一緒の意味。初めて聞いたけど、馴染みがあるせいか覚えやすい!

ちなみにthe third time’s charmとなったり、third time is the charmとなったり、ちょっとした変化球(?)はあるみたいだけど。

-alternative facts- 事実にとって代わるもの、事実の代案、事実の別の可能性

最近のアメリカといえば、、、Trumpトランプ一色。そんなトランプトランプの中で生まれた流行語の一つが「alternative facts」なる新語。

alternative」は「代替案、別の可能性、主流ではない」といった意味。「fact」は「事実」。

「事実」って一つだよね。。。。???「事実の代案」って。。。。。????「ウソ」って事だよね。。。???

そう、みんなこの言葉の矛盾と意味不明さに飛びついた。(有名な辞書出版会社もでてきた)

トランプ政権を擁護する為に、「alternative fats」なる言葉は生まれ、「事実」は捻じ曲げられていくもよう。。。。

Kelly Conway: Sean Spicer, our press secretary gave alternative facts to that.

ケリー・コンウェイ:シーンスパイサー大統領報道官はあの件に関して「事実の代替案」を示したのです。

-~, so to speak- しいて言えば、いわば、喩えて言うなら、~みたいなもんだ、

またまた流しっぱなしのテレビから耳に入ってきた言葉。

brabrabrabrabra , so to speak.

初めの方は何言ってたか聞いてなかったけど、最後の「so to speak」だけ入ってきた。

調べてみたら「so to speak」は「used after sentences to express that there is a metaphor in it. It can be generally interchanged with like-clause.」(会話終わりにきて、会話内に比喩的表現がある事を示す。「like:~のような」の文に置き換えられる。)との事。

つまりは、、、「喩えて言うなら~、」「~みたいなもんだ。」的な。

like:~のような」節と置き換えられるということでだけど、挿入される部分が違う。↓こんな感じ。

It is ABC. So to speak. = it is like ABC.

I love this shirt. I wear it almost veryday. It is a uniform for me, so to speak.

私このシャツ大好きなのよね。ほぼ毎日来てるわ。ユニフォームみたいなもんかな。

He helps me with my taxes. He is my accountant, so to speak.

彼は私の税務処理手伝ってくれるの。まるで私の経理担当だわ。

-staircase- (手すりのついた屋内の)階段

知人から「ドーナッツ事件」なる面白い話を聞いた時に出てきた単語。「ドーナッツ事件」は「staircase」(発音:すてぁけいす)で起きたとの事。早速どこで起きたのか謎に包まれてしまったので、こっそりgoogle(笑)。

staircase」とは「a set of stairs inside a building, including the bars and posts that peaople to hold on to as they go up or down.」(人々が昇降する為の手すりや支柱を含む屋内の階段一式)との事。

日本語では屋内であろうが屋外であろうが、上り下りするアレは一色単に「階段」って言ってると思うから、「階段」っていうしかないかなぁ。。ま、英語で言われた際に「屋内の手すり付き階段」をイメージすればOK.

ちなみに「ドーナッツ事件」は、若い男女が一つのドーナッツを巡ってマジ喧嘩になり、最終的に警察がきたってお話。。。。

連行された後、階段はというと、、、、ホットチョコレートが壁にブチまかれ、一口かじってあるドーナッツが床に転がっていたって。。。。

-You have an attitude.- あんた生意気だよ。態度悪いよ。

昨晩娘とケンカした母がケンカ状況を面白おかしく話している時に拾った(?)言葉。

Tay tay, You have an attitude!  Tay tay(娘のあだ名:ていてい)、あんた生意気よ!

have an attitude」で「生意気な態度をとる、横柄な態度をとる」といった意味のidiom

説教中にお尻フリフリしちゃった娘さんに飛んでった一言でした(笑)

-deport- 強制送還する、(国外)追放する、

悲しい事に「deport」(発音:でぃぽーと)なる言葉をよく耳にする昨今。意味は「強制送還する」。

もともと身近(?)にno papers=undocumented:移民書類のない移民、『irregal immigrant:不法移民』と呼ばない活動から生まれた言葉??)が居た為、「deport」なる言葉は聞いたことはあったけど、Trump大統領になってからというもの、no papersにとっては、「deport」なる言葉が現実味を帯びて襲ってきている。

少なくとも私の周りにいるno papersは、諸所の事情があってアメリカにやってきて、愛する家族の為に真面目に働いている。そんなno papersを「犯罪者」として「deport」するなんて。

移民自体をほぼ受け入れていない日本人の私が言う事じゃないけど、わかってるけど、悲しい。

-guinea pig- モルモット、実験台、毒見役

ヴェトナムから来た人が持ってきたお菓子。見たこともなく味の想像が困難。。。そこで知人がにんまりと。

You go first, you’re my guinea pig. あんた先どうぞ、毒見役ね。

guinea pig」(発音:ぎにーぴっぐ)は言わずと知れた?「モルモット」の事。子供が触れ合い動物園で触れる事が出来るかわいらしい動物だけど、以前は動物実験で使われる最も一般的な動物だった。(今はマウスがメインらしい)

人に対しての比喩で「guinea pig」と使うときは、あの「実験動物」の名残から「実験台」といった意味が。

日本語でも「モルモット」は同じく比喩で「実験台」なる意味があるから一緒だぁ。

I was a guinea pig for ABC company and get paid for testing. 僕はABC社の実験台でお給料もらってたんだ。

I made cookies first time in my life, wanna be my guinea pig?? 人生初のクッキー焼いたの、毒見役になる?